道路改良工事②

ごきげんいかがですか?
最近ちょっとお疲れの㈱田名部組、外舘です
現在も以前ブログでお話ししました、三陸沿岸道路の現場にいます!

先日、補強土壁工が終わったので写真と共にさらっとお話しさせていただきます。
まずは施工前の写真、自然に溢れたとてもいい場所です



まずは掘削です。



掘ったところに砕石を入れて置換をしていきます。



基礎コンクリートを施工した後にはお待ちかねのコンクリートパネルを積んでいく作業です。
積むだけでは壁が倒れてしまいますので、ストリップバーという材料に頑張って支えてもらいます!
本当にこんなので支えられるのか・・・?と思っていました。(今も思っています。)



ストリップバー、土、締固め、を繰り返しどんどん盛り上げていきます。






細かいところは省きましたが、こうして出来た補強土壁がこちらです。
右側も施工しましたが比較できるよう左側のみにしました。


素晴らしいです。皆さん寒い中頑張ってくださいました?

先日は中間検査があり、現場の皆さんバタバタしておりました
補強土壁工が終わり、後は土を切ったり盛ったりする土工や法面に植生を施します。
完成までもう一踏ん張りです、現場にいる皆さん安全第一に頑張って作業してくださっております

下水道工事

お久しぶりです。鹿内組 佐藤です。

現在、橋梁補修工事に従事しております。
橋梁補修工事だと前回アップした記事と被ってしまうので…昔やった工事をご紹介しようと思います!
ということで、HDに詰め込んだデータを読み込むこと数分…
下水道工事の写真がありましたので今回は下水道についてお話させていただきますね(笑)
「下水道工事って何?」と思っている方に簡単に説明しますと、家庭から排出される汚水(生活排水等)を各地域の処理場まで運ぶための工事と思って下さい。
維持や管更生等もありますが、今回は新しく管を埋設する工事です。
管を埋設するといっても管の種類がコンクリート製品だったり塩ビ管だったりと種類も様々で工法も色々あるんです。それは発注段階で決まっている場合もありますし、現地を確認したら支障があったりして変更したりしますがそこまで説明すると長くなるので省略します(笑)

私が従事したものは、小口径管推進工法とよばれるものです。
掘削する深さや水位、障害物、支障となるものを検討しバックホウや人力では施工が無理な場所においてこの工法が多く使われます。
イメージでいうと…トンネルのイメージに近いです(笑)
先端に堀る機械がついていますので、先端で掘って管を通して繋げる感じですかね!?ざっくりいうと(笑)。
その穴を掘るためといいますか、機械を設置するための土留め作業をします。

コチラはPIT工法とよばれるものです。
円形の鋼製ケーシングを揺動圧入式立坑構築機で建込んでいき中の土を掘り下げていきます。


掘削機械といえばバックホウですが、掘る部分がクラムシェルのタイプを使い所定の深さまで掘り下げて行きます。
そしてコンクリートを打設し底を固めます。

スライム処理をし、底を決めたら推進の機械を設置。
が、設置する前に私どもは薬注と呼ばれる作業をします。
それは次回!今回はここまでで終了させていただきます。
ではまたー(≧▽≦)

道路改良工事

㈱田名部組の外舘です。

今回は、新しい現場についてお話します。
三陸沿岸道路内の道路改良工事の現場にお邪魔しております。

三陸沿岸道路とは!
 宮城、岩手、青森の各県の太平洋沿岸を結ぶ延長359kmの自動車専用道路で
東日本大震災からの早期復興に向けたリーディングプロジェクトに位置付けられた復興道路です。

以前は県境近くの工区にお邪魔しておりました。
今回の工区では主に土の掘削・盛土、ほかに排水構造物工や補強土壁工などが少しある工事です。
現在は現場事務所に引っ越してきたばかりでバタバタですが、
自然に溢れた土地なので散歩がてら現況を確かめるなど、忙しくなる前の猶予を楽しんでいます



土質試験用に試料採取をしたり、



試掘調査をするなどして前準備を着々と進めております!
今年いっぱいはこちらの現場なので頑張ります

短いですが、書類作成に忙しいので
今回はこの辺で失礼します。

土木の仕事 パート2

㈱鹿内組 佐藤です。
2回目のアップ・・・この前完了した工事(土木)の紹介をしまーす
スマホや携帯電話が当たり前となっている現在・・・LTEエリアを拡大する為の工事をさせていただきました。
前回のブログでも少し説明しましたが、建設業といっても細かくすると管工事ですとか電気、左官など様々なものがあります。
請け負ったのは鉄塔(正確にはコンクリート柱)の基礎工事です。

前回私がブログに書いたのは県が発注した工事です。今回は他社の方の請け負った工事(一部)をさせていただきました。
発注者と直接仕事を契約する会社さんがいてその会社を私共は【元請(もとうけ)】と呼んでいます。
図で説明しますと、元請会社と契約するのを一次下請と呼び、一次下請と契約する会社を二次下請。
さらに二次下請と契約するのを三次下請と呼びます。
現場によってはさらに四次とかになる場合もありますが割愛します(笑)
その各々の下請会社を総称して『協力業者(協力会社)』と呼んだりもします。
【※イメージ図】


前回は元請として仕事をしましたが、今回は一次下請として仕事をさせていただきました
元請は電気会社さんなので、電気系統を元請で仕事して土木の仕事は私たちがやる感じです。
各々得意(?)な分野の仕事をしていって1つのものを作ります

弊社の請負った今回の仕事では、30m(3分割タイプ)のコンクリート柱を建てます。
まず設計で地盤改良が必要となっているので地盤改良をしてもらいました。
コンクリート柱を建てる為の穴を掘り1本目のコンクリートを建て、穴と柱の隙間をモルタルで充填(じゅうてん)します。
掘削し鉄筋や型枠を組み立て、コンクリートを打設。

その後埋戻したら基礎の完成です。
基礎が完了したら高所作業車やクレーンを使いコンクリート柱を建てていきます。

これが完成したら私達の仕事は終了です。
その後は配電する為、元請(電気工事)の方々が作業します。

全部の作業が完成するとこんな感じです。

次は何の現場担当になるかな~♪

県のお仕事

県庁道路課の浅井です。

だんだんと暑くなり、いよいよ青森の夏がやってきました

今回は県職員のお仕事の一例として、私が以前担当していたむつ市大畑町二枚橋地区で工事中の橋梁新設工事をご紹介いたします。



県の建設部門の技術職員は、工事を設計-積算-発注するなど、主に事務的な仕事が多いのですが、工事を発注した後には受注した業者さんが図面どおりに工事しているか検査します。
なので、私が現場で橋をつくるわけではありませんが、決められた段階で現場へ行って確認する必要があります。

では行ってみましょう!



この現場では地上から約30m上で作業するため橋の脚に仮設のエレベータを設置して人が移動します。これがあるおかげで昇り降りがラクチンです。工事が終わったらエレベータは取り外します。



上に昇って下を見た様子。作業床と呼ばれる部材を地上で組んでいるところです。
私たちが検査する時は、鉄筋の規格や本数、コンクリートの寸法など図面どおりに施工しているか厳しくチェックします。
(検査の写真がなくてすみません…)



橋脚の上に取り付けられたトラベラーと呼ばれる装置。これが左右均等に張り出して橋をつくっていきます。



橋上からの眺め。お天気が良い日は、ここ大畑から尻屋や北海道まで見えます。



うまくつながるかな~

県の女性技術者と現場見学してきました
後ろは現場代理人の後藤さん岐阜県出身、作業服は私



現場が完成するまでには色々苦労もありますが、無事に完成した時は達成感を味わえますし、地域の皆さんのためにやりがいもあり、毎日現場が変化していく過程も面白いです。
身長156㎝の私でも出来るお仕事ですので、皆さんも一緒に工事現場で働きませんか?

最後まで読んでいただきありがとうございました

土木の仕事

㈱鹿内組 佐藤です。

前回載せれなかった、私が現場代理人を務め先日終わった現場の話を今回アップします

「現場代理人って何?」という方の為にざっくり説明しますと、現場を管理する者のことです。
私共が工事をするにあたり会社が国や県、各市町村や民間の方々(以下、発注者)から仕事を受注します。
会社が仕事をとるので社長が責任者になるわけですが、社長の代理として仕事を任される者という感じで考えてください。

先日終わった工事は橋梁補修工事というものです。
(専門的な用語が多数出てきますが各々の説明は省略します。)

皆さんも橋の上の舗装を直したりするのは見たことあると思います。
今回は橋の下の部分です。(以下の説明用の写真は異なる現場の写真を使用しています)


昔架けられた橋をよくみると塗装された(鋼材)部分が、長い年月で錆びて剥がれてきているんです。
その塗装を剥がして新しく塗替えましょうという工事です。
※他にも工事として橋脚(きょうきゃく:橋を支えているコンクリート)の補修、排水管(はいすかん:橋の道路に溜まった水を下に落とす為の管)の取替え等あるのですが省略します(笑)

まず、橋の下(裏)で作業するための足場【吊足場(つりあしば)】をかけます。
(この工事は専門に仕事をされている会社さんの協力を得て仕事をしてくのが多いです)

今回この橋は塗装の中に鉛が含まれていることがわかり、(塗装を剥がす)作業中鉛が飛んで行かない様囲っている形です。
※(塗装に鉛が入っていてそれが)体内に入ると危険なんですが、その説明は省略します。

足場設置完了後、塗装工事に入ります。
まず塗装を剥がしたり塗ったりする時吊具への付着、剥がした塗料が外部へ漏れていかないよう足場内をシートで養生(保護)します。
塗装に剥離剤(はくりざい)を吹付け剥がしていきます。


塗料の中に鉛が入っているので人体(体内)に入らない様、作業する場合は防護服・全面マスク・手袋・シューズカバーを着用し作業しています。
剥離後鉛が付着したもの(シートも含め)全て密閉型の容器にいれ産業廃棄物として適正に処理します。

剥離完了後塗料を塗っていきます。
塗料が有機溶剤(ゆうきようざい)の為匂いがきつく、それを防ぐマスクを付けてます。


今回の橋は塗装が5層(下塗り1(2回塗)・2、中塗、上塗)で、各層毎の決められた塗料で塗っていきます。



塗るといってもその塗りの厚さ極薄です。単位はμmが使われます。
マイクロメートルと言うようです(この仕事をする際に教えてもらいました)。1μmは1/1000ミリです。
決められている厚さになる様ローラーやハケで職人さんが塗っていきます。
職人さんに塗りの最中にココが薄い・厚いの違いを教えてもらいましたがわからず・・・まだまだ勉強中です
塗装完了後(乾燥後)に塗装の厚さを機械を用いて確認・管理します。

上塗まで塗り終わり発注者側の検査を受け、合格したら足場を撤去します。
(足場を撤去してしまうと測れない所もあるので撤去前に一度検査を受けます。)



その後、すべての作業が終了したら最後の検査(竣工検査)を受けます。
合格をいただけたら工事完了です。

写真見ておわかりになるように私作業はしてないです!!監督なので(笑)
重いものを持ったりとか土にまみれて仕事するイメージが強い土木
実際はこんな感じで管理する側だと汚れることはあまりないです
(測量器具の重量物は持ちます
今回だと写真を撮ったり、現場の進捗(行程)を確認したり次の仕事(作業)への段取りをしたり、発注者の方や協力業者さんと打ち合せが主でした

今後多くなるであろう橋(下部)の橋梁補修。
もし、こんな足場があったら今日紹介した仕事をやっているのかもしれません

文章が長くなってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました
ではまた~~~